
Q.血圧の薬とグレープフルーツジュースは一緒に摂ってはいけないのか。
A.血圧の薬全てではありません。血圧の薬の中で、「カルシウム拮抗薬」と呼ばれる薬がグレープフルーツジュースの影響を受けて効果が強くなる可能性があります。この他、血圧の薬以外にも、いくつか影響を受ける薬があります。一度、薬剤師に確認しておきましょう。
Q.グレープフルーツジュースはダメと言われたけど、柑橘類全て食べてはダメなのか。
A.柑橘類全てではありません。柑橘類の中で、グレープフルーツ、ボンタン(ザボン)、スウィーティー、ダイダイが影響すると言われています。特に影響する成分が果肉より薄皮に多く含まれており、搾ったジュースにすると薬への影響が大きいと言われています。ミカンやオレンジなどは問題ありません。
Q.カルシウム拮抗薬を飲んでいるけど、骨や歯がもろくならないのか。
A.骨や歯には影響ありません。血管や心臓の筋肉にカルシウムイオンが流入すると、筋肉が縮みます。血圧、狭心症、頻脈の治療に用いられるカルシウム拮抗薬は、このカルシウムの流入を抑え、血管を広げたり、心筋の動きを整えます。骨や歯を作っているカルシウムには影響がないので、問題ありません。
Q.心臓の薬を飲んでいる人は納豆食べてはダメなのか。
A.薬の中で、納豆を禁止するものは「ワルファリン」のみです。主に心筋梗塞や脳梗塞の予防に用いられる薬で、「心臓の薬」というイメージがあり、誤解に繋がるようです。また、似た効果と名前で「バファリン」がありますが、こちらは納豆の影響はありません。
Q.ワルファリン飲んでいると納豆がダメだけど、ネバネバする食べ物や大豆がダメなのか。
A.粘り気や大豆がダメなのではありません。ワルファリンはビタミンKの働きを阻害することで、血液を凝固させるタンパク質の合成を抑えます。その為、ビタミンKを食事で大量に摂ると効き目が落ちます。納豆に含まれる納豆菌は、腸の中でビタミンKを作るため、禁止しています。また、ビタミンKは緑黄色野菜にも含まれるため、一時的な大量摂取は控えましょう。野菜が大量に濃縮してある野菜ジュースや青汁、健康食品にも要注意です。
Q.食後とか食前とか言うけど、いつなのか。
A.「食後」は食事が終って約30分後、「食前」は食事を始める約30分前、「食間」は食事終わってから約2時間が目安です。「食直前」は食事を始める10〜5分前に服用しましょう。薬によっては、効果が落ちたり、副作用の可能性が高まったりするので、用法は守りましょう。
Q.薬を飲み忘れた時はどうすればいいのか。
A.薬によって対応は異なりますが、原則的には思い出した時に服用します。ただし、次の服用する時間が近い時は1回飛ばして服用を再開します。絶対2回分をまとめて服用しないようにしてください。なお、起床時や食前に服用する場合、週1回服用する薬など、必ずしも全ての薬が思い出した時とは限らないので、一度薬剤師に確認しておきましょう。
Q.健康食品は食品だから、薬を飲んでいても気にしなくてもいいのか。
A.一般的に食べている食物以外のものは極力摂取を避ける方が安心です。一部の特定保健用食品やハーブなどは、薬と全く同じ作用を持っていたり、薬の作用に影響することが分かっているものもあります。すでに摂取している人、もしくは摂取を考えている人は必ず医師、薬剤師に伝えておきましょう。
Q.薬を飲み始めて体調を崩してしまったが、副作用なので止めた方がいいか。
A.原則として薬は中止してはいけません。本当に現れた症状が薬による副作用かを判断する必要があります。副作用であった場合は、薬を中止する必要がありますが、副作用でなかった場合、逆に薬を中止することで病気が悪化してしまう可能性があります。独断で中止せず、早急に医師の診察を受けるようにしましょう。
Q.体調がよくなったので、薬を止めてもいいか。
A.原則として薬は中止してはいけません。薬の種類にもよりますが、病気の予防、体調の維持に効果が発揮している薬や、薬の効果によって一時的に体調がよくなっていることが多く、中止すると元に戻ってしまうことが往々にしてあります。また、抗生物質は中止することで、菌が薬の耐性を持つこともあります。医師の指示に従って服用してください。
Q.使わない薬があるので、引き取って差額を返して欲しい。
A.一度調剤され、交付された医薬品はお引き取りできません。「薬剤師は、処方せんに記載された医薬品につき、その処方せんを交付した医師、歯科医師又は獣医師の同意を得た場合を除くほか、これを変更して調剤してはならない。」(薬剤師法第23条の2)と規定されており、処方された医薬品を交付しないことができないためです。なお、「薬剤師は、処方せん中に疑わしい点があるときは、その処方せんを交付した医師、歯科医師又は獣医師に問い合わせて、その疑わしい点を確かめた後でなければ、これによって調剤してはならない。」(薬剤師法第24条)とされており、調剤する時ならば処方医に確認をした上で、変更や削除ができることもあります。処方された医薬品に疑問がある時は、必ず薬剤師に申し出ましょう。
|