手や足の「爪」のこと
気軽に入れるサロンが増え、ますます人気のネイルアート。 手の指先はもちろんのこと、ミュールやサンダルの先から、チラッと見える華やかな爪は、とてもオシャレです。 最近では、女性に限らず営業職のサラリーマンなど、手元に気を使う男性にも、密かなブームになっているそうです。 「伸びれば切るだけ」から、「身だしなみのひとつ」になりつつある爪ですが、実は、体内の健康状態を映し出す鏡にもなります。 今回は爪について御紹介します。

爪について
  爪は、髪の毛と同様、皮膚が変化したものです。 手や足先の活動に合わせ、保護して動作しやすくするために、硬く角質化したものといわれています。 爪は、繊維状のタンパク質である「ケラチン(硬ケラチン)」という成分でできています。 10%程度の水分を含み、充分に保湿されていると表面は柔らかく、乾燥すると硬くなり、割れ易くなります。
爪で見る健康状態
  爪の裏には毛細血管が張り巡らされていて、体内の血液の状態を、ある程度把握することができます。 健康な状態では、爪は薄ピンク系で、表面もツルツルしています。 栄養のバランスが偏ったり、睡眠不足などの生活が続くと、肌が荒れるように、皮膚の一部である爪にも表れます。 このことから、爪は健康のバロメーターといわれています。 一般的に、体の内科的要因から爪に変化が起こる時は、手、足すべての爪に変色や変形が起こります。
色や形でチェック
  ・白っぽく変色したら・・・
鉄欠乏性貧血が考えられます。貧血では、爪が平たくなり、中央部がへこんでスプーン爪といわれる形状になる場合もあります。 また、すりガラス状に白くなった状態は、肝硬変の可能性があります。根元が白っぽく、先端の方が赤褐色になっている時は、腎臓疾患の疑いがあります。

・暗い赤紫の時は・・・
血液中の酸素が足りなくなっている状態で、心臓や肺機能のトラブルの場合があります。 寒い時も紫状になりますので、温めてすぐ戻る時は問題ありません。足の爪だけが紫っぽい時は、糖尿病や閉塞性動脈硬化の可能性があります。

・黄色っぽい・・・
マニキュアを塗り直す時の除光液が、爪の表面を痛めてしまうことがあります。 また、ベースコートを塗らずにカラーを塗った時、色素が沈着して爪の色が黄色っぽくなる場合があります。 洗剤などの薬剤の影響も考えられますので、保護を心掛けて下さい。

感染が原因で起こるトラブル
  爪が白や黄色に濁ったり、表面が厚くなったりする時は、 白癬菌(はくせんきん)というカビの感染による「爪白癬(つめはくせん)」の疑いがあります。爪水虫とも呼ばれますが、他の水虫と比べ、 かゆみ等の自覚症状が少ないため、放っておいて爪がボロボロになることがあります。 湿った部分で繁殖しやすいので、多くは足の親指に発生し、治りにくい特徴があります。 菌が爪の内部に入り込んでいると、塗り薬だけでは殺菌効果が届きにくいので、皮膚科で、内服液を処方してもらいましょう。
爪を美しく保つ
  爪の健康のためには、肉や魚、卵、乳製品などから良質のタンパク質を摂リましょう。 その他、ビタミンA、B、D、Eや、カルシウムの吸収を助けるコラーゲンも有効です。 爪のひび割れを防ぐために、なるべく乾燥を避け、保湿クリームやオイルで保護に努めましょう。

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