目の健康について
10月10日は、「目の愛護デー」です。 普段、物を見るという行為をあまり意識していなくても、人間が受ける情報の約8割が目からの伝達ともいわれる、重要な器官です。 目をいたわり、健やかに維持できるように日頃から心に留めておきましょう。

物が見えるしくみ
  目は、眼球と視神経などで構成されます。眼球の外側には「角膜(かくまく)」があり、光を屈折させて目の中に通します。「虹彩(こうさい)」には筋肉があり、中央の「瞳孔(どうこう)」を広げたり縮めたりして、目に入る光を調節します。「毛様体(もうようたい)」は、「水晶体(すいしょうたい)」の厚さを変化させて、ピントを合わせます。こうして眼球内に入った光は網膜に写され、視神経を通して脳に伝えられます。
 
涙の役割
  涙には、水分、酸素、栄養分の他、ナトリウムやカリウムなどの電解質や、抗菌作用を持つ成分なども含まれています。まばたきにより角膜の表面を潤し、乾燥を防ぐとともに、酸素補給などの役割を持ちます。また、ゴミや細菌を洗浄する働きもあります。
IT化による様々なトラブル
  パソコンなどの、端末機器での作業に伴う眼精疲労などを「VDT症候群」といい、多くの方が抱えるトラブルになっています。モニターを凝視し続けると、まばたきの回数が減り、角膜を潤す涙の量が減ります。放っておくとドライアイになることもあります。また、テレビゲームなどで、長時間一定の距離の画面を見続けると、毛様体などの働きが低下し、近視へ進む場合もあります。
老化による目の症状
  一般的に、40歳代に入ると水晶体の弾力が低下し、手元の小さな文字などのピントが合いにくくなります。いわゆる老眼の始まりとされます。その他、高齢者の眼疾病も増加傾向ということです。白内障では、水晶体が濁り、物がかすんで見えにくくなったり、光が特にまぶしく感じます。緑内障は、眼球の中心から外側に向かう圧力(眼圧)が高くなり、視神経が圧迫されて起こります。視野が欠け、視力の低下もみられます。
おかしいな、と感じたら
  疲れ目の改善策としては、ホットタオルや温熱タイプのアイマスクで目の周りを温めると、血行を促し効果的です。コンタクトレンズユーザーには、ビタミン入りの目薬や、洗眼剤の使用をおすすめします。また、ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」という成分は、視細胞の合成を助けるので目に良いとされます。しかし、見え方がおかしいなどの違和感を感じたら、眼科を受診しましょう。目のトラブルには、糖尿病や高血圧などが関わっている場合もあるので、早期発見、早期治療を心掛けて下さい。

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