食を通じて心身を育む−食育
最近、「食育」という言葉をよく耳にするようになりました。1人暮らしのいわゆる単独世帯の増加、女性の社会進出などに伴って私たち日本人の食生活は大きく変化しました。朝食を抜いて、昼と夜はコンビニやスーパーのお弁当かお惣菜、外食などで済ますという人が増え、栄養バランスの崩れが深刻化しています。食生活の乱れというツケはやがて生活習慣病という手痛い代償となって返ってきます。こうしたなか、子ども達にさまざまな経験を通して食に関する知識や適切な食を選択する方法を教え、将来健全な食生活を営むことができる大人へと育てていく「食育」が重要視されています。

子どもの時に肥満だとメタボリスクが高くなる?
小学6年生の時の食生活がメタボリックシンドロームの発症に強い影響を与える−。最近こんな研究結果が公表されました。それによると、小学校6年時に肥満だった人はそうでない人に比べてメタボになるリスクが男性は2.8倍、女性はなんと10.1倍高くなるそうです。
このように学童期は食生活の完成期といわれますが、肥満傾向の子どもや朝食を取らない子どもは年々増加しているのが実情です。三食バランスよく食べさせるのはもちろんですが、お母さん方は一日の基本となる朝食をきちんと食べさせるよう心がけてください。食欲がないようなら夕飯の量を調整しましょう。

栄養面だけでなく、家族揃って食卓を囲むことによって食事の楽しさを教える、一緒に買い物に行ったり、台所に立ったりして新鮮な食材の選び方や下ごしらえなど、食についての知識を教える−といったことも大切な食育なんですよ。

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