月経前のつらさ「PMS」とは
 PMS(月経前症候群)とは「Premenstrual-Syndrome」の略で、月経前に繰り返し起こる心身の不快症状のこと。疲れやすい、イライラする、憂うつになる、集中できない、家族や友人と喧嘩をしやすくなる、むくみやすい、食欲が増す、肌トラブルが起こる、乳房が張る、眠くなるなどの症状が、月経の2週間前ぐらいから始まって、月経が始まると良くなるというのが基本ですが、症状には個人差があります。

病気が隠れているケースも?気になったら受診を

 根本原因は具体的に分かっていませんが、症状を悪化させる要因の一つは「ストレス」です。ストレスによって自律神経が乱れ、心身のバランスが崩れるとPMS症状が強く出やすいのです。
 ここで問題となるのが、ストレスを解消しないばかりか、症状を我慢するしかないと思っている人が多いこと。卵巣のう腫や子宮筋腫などの病気が隠れているケースもありますので、気になることがあれば、すぐに婦人科へ。「こんな症状で、病院に行くなんて…」と勝手に決め付けず、気軽な気持ちで受診してみましょう。
PMSに負けない自分らしい生活を手に入れましょう
 

 セルフケアとしては、とにかく規則正しい生活をすることです。ただし、残業で帰宅が夜中の人や、子育てや家事におわれて睡眠時間が確保できない人などは、「規則正しい生活」と言われても困りますよね。でも、だらだら見ているテレビを消していつもより30分早く寝るようにするとか、ジムに通う時間がなくてもエレベーターをやめて階段を使うとか、ちょっとした心掛けならできませんか? 1日で見ればたいしたことがなくても、長期的に見れば雲泥の差となります。
 また、食生活においては、こまめに糖を摂取することも大切です。おすすめは1回の食事量を減らして、回数を増やして食べること。1日3食で摂っていた食事量を4〜6回に分けることで、血糖値のバランスが一定に保たれ、症状が緩和すると考えられています。
 ただし、食べ過ぎには注意。月経前に過食になるという人も多いはず。しかも、食べたくなるのは甘いものや炭水化物。これは月経前の血糖値の異常が関係していたのです。甘いものや炭水化物の摂り過ぎは症状をひどくすると考えられているので、注意しましょう。
 我慢できないこともないけれど、生活の質を確実に下げているPMS。最近では、周囲から受診をすすめられたという人も少なくなく、本人だけの問題とも言い切れません。自分らしく快適な毎日を送るためにも、PMS対策をはじめましょう。

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