女性の不調をやさしく解決「漢方外来」のすすめ
 このくらいなら大丈夫、我慢していればきっとなおる。そんなふうに思って不調を見逃していることはありませんか? ただの体調不良だと思っていても、治療が必要な病気が隠れていることが少なくありません。

まずは検診をおろそかにしないこと

 例えば多くの女性が悩んでいる「冷え」は、貧血や心疾患、甲状腺機能低下症などの病気が関わっていることもあります。慢性的な腰痛の裏に婦人科系の病気が隠れていたり、頭痛がすると思ったら脳の病気の前兆だったりすることもあります。
まずは検診をおろそかにしないこと。さらに、何らかの不調があるときは医療機関を受診して、詳しい検査を受けてください。
そうわかってはいても「でもこのくらいの調子の悪さで病院にかかるなんて…」と思う方におすすめなのが、漢方外来です。
昔と違い、漢方外来でも検査は行います。内科や婦人科を受診したほうがいい場合にはそういったアドバイスも受けられます。
 また、診断がつかなくても症状にあわせた治療が可能なので、不快な症状があるようなら、一度かかってみるといいかもしれません。イライラするとか、冷え症でつらいなどの症状も改善の可能性があるのです。
 とくに月経困難症で生理のたびに痛み止めを飲んでいる方や、更年期症候群で心身ともにつらいという方にも漢方は用いられています。
医療機関で処方してもらう「証(しょう)」にあった漢方
 

 自分で買って服用することもできますが、医療機関を受診すると、きちんと「証(しょう)」にあったものを服用することができます。証に合わないものを服用すると効果が現われないばかりか、思わぬ副作用が現われることがあるので注意が必要です。(※証とは、その人の状態【体質・体力・抵抗力・症状の現れ方など】を表す漢方独自の言葉)漢方薬は同じ病気であっても違う処方が出されたり、違う病気であっても同じ処方が出されたりします。これは病気に対してではなく、その人の「証」に対して漢方薬が処方されているから。そのため、処方も一人ひとり違いますから、自己判断は危険。できれば専門家の診察を受けて漢方治療に取り組んでください。
 今は多くの漢方外来で健康保険が使えます。事前に問い合わせてみるといいでしょう。

漢方は、その人全体としてみて不調を治しますので、全体に調子が良くなり、腰痛で来たのに便秘が治ったとか、生理痛で受診したのににきびがなおったとか、うれしい付録がついてくることがあります。それも漢方の醍醐味のひとつです。

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