医療用語は難しすぎ?国立国語研が新提案
医療の情報開示が進み、今は医師などの説明をもとに患者自らが治療法を選択する時代 になったといわれます。でも本当にそうでしょうか?皆さんは「医師の説明は横文字や専 門用語が多くて正直よくわからない」と感じたことはありませんか?こうした医療関係者 と患者さんの意識のギャップを埋めようと、独立行政法人国立国語研究所の委員会がこの ほど「『病院の言葉』を分かりやすくする提案」という中間報告を公表しました。

医療用語を知らないだけでなく、意味を誤解していることも
同委員会は、患者さんが分からないと感じるのは言葉を知らないことだけが原因ではなく、意味を正確に理解していないことがあるためだと指摘しています。実際、委員会が実施した意識調査では、「合併症(ある病気が原因となって起こる別の病気、例えば糖尿病によって起こる動脈硬化や脳梗塞)」を「偶然に起こる症状」と誤解している例などが明らかになったとしています。

そこで中間報告は、代表的57の医療用語を対応別に▼日常使っている言葉に言い換える(MRSA、重篤、生検など)▼言い換えの必要はないが正しく理解されるよう踏み込んだ説明が必要(炎症、ウイルス、合併症、ショックなど)▼広く普及させるための工夫が必要(インフォームドコンセント、セカンドオピニオンなど)−の3つに類型化。それぞれについて、言い換え法や説明法の具体的提案をしています。医療関係者向けの提案ですが、患者さんが医師などの説明を受ける際の参考書としての利用価値もありますよ。

入手は、国立国語研究所のホームページから(http://www.kokken.go.jp/)。なお平成21年3月には 最終報告がまとめられる予定です。

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