滋養強壮はもちろん、貧血予防や美肌対策と栄養満点の海のミルク 牡蠣
寒い日が続くと恋しくなる「鍋」。旨みがぎっしりつまった牡蠣は、定番具材のひと つといえるでしょう。またレモンを絞って生のままいただくもよし、フライにして熱 々をいただくもよし、まさに牡蠣は冬の味覚の代名詞です。【レシピ提供:中元千鶴(ヘルシー料理研究家/食生活・サプリメントアドバイザー)】

高血圧症や動脈硬化の予防に最適
牡蠣は、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などを含み、とても栄養価に富んだ食材 です。アミノ酸の一種である「タウリン」には、血圧の調整や血中のコレステロール 値を下げる効果があり、高血圧症や動脈硬化の予防に最適です。さらに貧血予防に欠 かせない「鉄分」、肌荒れを防ぎ、皮膚の代謝を促進してくれる「亜鉛」など、女性 の美と健康にかかせない成分もたっぷり。また「グリコーゲン」は、滋養強壮や疲労 回復効果が高く、ナポレオン、ジュリアス=シーザーなどの時の英雄たちも好んで食 べたといわれています。
さらに牡蠣にはマグロやサバ、イワシなどの青魚にこそ及ばないものの、頭が良くな るといわれる成分、「DHA」も含まれており、「海のミルク」と呼ばれるだけあって、 栄養価の高さとそのバランスの良さはタダモノではありません。
夏に美味しくいただける「岩牡蠣」もありますが、本来の旬は11〜2月。一般的には 「Rのつかない月(5〜8月)は牡蠣を食べるな」といわれています。
選び方
貝柱が半透明で、身は乳白色でつやがありふっくらとしているもの、縁の黒みが鮮や かなものが新鮮です。生食用は入念な滅菌処理がされている分、加熱用に比べると旨 味やコクが落ちてしまいます。用途に合わせて選んでください。
保存方法
牡蠣の保存温度は5℃以下とされています。牡蠣を買ったら冷蔵庫で保存しましょう。 この時、水洗いをせずにそのまま冷蔵庫に入れるのが、美味しさを保つポイントです。
下処理
デリケートな牡蠣の身に傷をつけないよう、ザルに入れて水か塩水で、やさしく振り 洗いするのが基本です。汚れが目立つときは、大根おろしを汁ごとかけてもみ洗いを。
レシピ紹介
●牡蠣の豆乳シチュー

豆乳、隠し味の味噌と酒粕がポイント。ご飯にも、パンにも合うシチューです。
チーズを加えて、グラタンやリゾットにアレンジしてもOK。寒い日に熱々をどうぞ。
(1人分260kcal 塩分3.2g)

材料:2人分
牡蠣
玉ねぎ
白菜

ローリエ
酒粕
豆乳
オートミール
白味噌
コショウ

150g
中1個(150g)
1/8株(250g)
500cc
2枚
1枚(約40g)
300cc
大さじ2
大さじ2
適宜

1.玉ねぎは粗めのみじん切りにし、1時間ほど置く
2.鍋に水、ローリエ、酒粕、1を入れ、火にかけ20分ほど弱火で煮る
3.牡蠣は塩水で軽くふり洗いして汚れを取り、水でさらにふり洗いしてザルに上げる
4.白菜の軸はそぎ切り、柔らかい部分はざく切りにする
5.2に白菜の軸と3を入れ、煮立ったら白菜の葉、豆乳、オートミールを入れ、白味噌とコショウで味を整える

●牡蠣と季節野菜の中華風

旬を迎えるチンゲン菜とブロッコリーを使った、ご飯がすすむ一品。
油を使わないので、低カロリーでもボリューム感たっぷり。
(1人分83kcal 塩分2.0g)

材料:2人分
牡蠣
ブロッコリー
チンゲン菜
えのき
(A)すりおろしたショウガ
 水
 酒、しょうゆ、玄米甘酒
 みりん
 豆板醤
(B)片栗粉、水

80g
1/4株(約70g)
1/2株
1/2袋
1/2かけ(約4g)
20cc
各大さじ1
大さじ1/2
少々(お好みで)
各大さじ1/2

1.牡蠣は塩水で軽くふり洗いして汚れを取り、水でさらにふり洗いしてザルに上げる
2.ブロッコリー、チンゲン菜は水洗いして一口大に切り、えのきは石づきを落とす
3.フッ素加工のフライパンに(A)を入れて火にかけ、煮立ったら1を入れ、軽く火が通ったらブロッコリー、えのき、チンゲン菜の順に入れ、軽く炒め合わせる
4.仕上げに(B)の水溶き片栗粉をまわし入れてとろみをつけて出来上がり

中元千鶴 ヘルシー料理研究家 食生活・サプリメントアドバイザー
雑誌のコラム連載、講演、イベントプロデュース、健康レシピの開発など、幅広く活動中。
著書に「砂糖・油・食塩ゼロでやせて10歳若返る!〜3週間で体が変わるSOSクッキング〜」
(アゴラアイ・エム・エス)。http://www.opti.join-us.jp

(C)2008 MyPharmacy, All rights reserved.