特有のほろ苦さが血液をサラサラに 菜の花
愛らしい黄色の花で春の訪れを知らせてくれる菜の花。その可憐さに反して食用としていただく、 つぼみや茎にはほろ苦い独特の風味があります。この苦味の正体こそ、生活習慣病予防に高い効果を発揮することで注目の成分、「イソチオシアネート」です。 【レシピ提供:中元千鶴(ヘルシー料理研究家/食生活・サプリメントアドバイザー)】

生活習慣病やがんの予防に
菜の花は、キャベツやブロッコリー、ワサビ、大根、チンゲン菜などと同じアブラナ科の植物で、観賞用や食用として利用されるようになったのは意外にも明治時代からです。菜の花は非常に栄養価の高い食品です。なかでも「イソチオシアネート」は、ワサビや大根にも多く含まれるアブラナ科特有の苦み成分で、血液をサラサラにする効果や、がん細胞の発生を抑制する効果があるといわれています。細かく刻んだり、すりおろしたりして野菜の細胞が壊れたときに生成される成分ですので、イソチオシアネートの恩恵を存分に授かるためには、とにもかくにもよく噛むことがポイントです。
このほか、ビタミンA、B群、C、カルシウム、鉄分、カリウムなどのビタミン・ミネラル、食物繊維、βカロテンなどにも富み、貧血や便秘予防のほか、美肌効果も期待できます。
菜の花の旬は1月〜4月。黄色の絨毯のように畑一面に咲いているイメージがありますが、食用 は開花前のつぼみのうちに収穫します。
選び方
葉の緑色が濃く、つぼみがしまっていて花が開いていないもの、茎の切り口がみずみずしいもの を選びましょう。鮮度が落ちると切り口が白っぽくなります。
保存方法
濡れた新聞紙やキッチンペーパーに包み、畑に生えているときのように立てて冷蔵庫で保存しま しょう。茹でてラップに包んで冷凍保存すると長持ちします。
下処理
独特の歯触りが残るように熱湯でさっと茹でます。水に溶けやすいビタミンCの喪失を防ぐため にも茹で時間、水にさらす時間は最小限に。
レシピ紹介
●菜の花のちらし寿司

目にも鮮やかな春の一皿。
寿司飯は砂糖を使わずリンゴ酢で甘味をつけ、錦糸卵の代わりに菊の花を飾った、コレステロールゼロの簡単ちらし寿司です。
(1人分372kcal 塩分1.4g)

材料:2人分
菜の花
食用菊
玄米ご飯(なければ白米でも可)
みょうが
白ゴマ
きざみ海苔
リンゴ酢
わさび
薄口しょうゆ

1/2束(約50g)
30g
茶碗2杯
1個
大さじ1
適宜
大さじ2
小さじ1/2
大さじ1

1.みょうがはみじん切りにする
2.玄米ご飯を炊き、熱いうちにリンゴ酢、白ゴマ、1を混ぜ、冷ます
3.菜の花はさっとゆでてみじん切りにし、水気をしぼる
4.わさびとしょうゆを混ぜ、3を入れて味を馴染ませる
5.食用菊は花びらを外し、熱湯でさっとゆでて水気をしぼる

●菜の花のサラダ・ゴマドレッシング

練りゴマの香りとコクが菜の花の苦味によく合います。
ゴマドレッシングはサラダ以外にも、生春巻き、つけ麺、豚しゃぶのタレなど、いろいろ使えてとても便利。
(1人分102kcal 塩分2.2g)

材料:2人分
菜の花
アスパラ
黄色パプリカ
プチトマト
調味料(A)白練りゴマ
      白味噌
      豆乳
      レモン汁
      薄口しょうゆ
      ホワイトペッパー

1/2束(約50g)
100g
1/2個
適宜
大さじ1
大さじ1
大さじ3
大さじ1
大さじ1/2
適宜

1.菜の花、アスパラはさっとゆでて適当な大きさに切り、黄色パプリカは薄くスライスし、プチトマトと一緒にお皿に盛り付ける
2.(A)をよく混ぜ合わせて味を整え、1にかける

中元千鶴 ヘルシー料理研究家、食生活・サプリメント・ダイエットアドバイザー
美容と健康を考えた、無理のないナチュラル志向の食生活を提案。
食事指導のほか、講演、執筆活動、イベントプロデュースなど幅広く活躍中。
著書に『砂糖・油・食塩ゼロでやせて10歳若返る!〜3週間で体が変わるSOSクッキング〜』(アゴラアイ・エム・エス)がある。http://www.opti.join-us.jp

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