栄養吸収を助ける、らっきょう
 カレーの付け合わせとしてお馴染みの「らっきょう」は、それ自体、栄養豊富なのはもちろんのこと、ほかの食材の栄養を引き出す力もある健康にうれしい食材です。

かつては薬用植物として利用されていたことも
 らっきょうの旬は6〜8月の初夏。毎年この時期になるとスーパーの野菜売場や八百屋の店先に生のらっきょう、甘酢、保存ビンといったらっきょうの甘酢漬けセットが並びます。らっきょうの歴史は意外と古く、日本には平安時代に原産国である中国から伝わり、薬用植物として使われるようになりました。野菜として栽培されるようになったのは江戸時代からといわれています。

 らっきょうのツンとした香りの元は、たまねぎやにんにく、にらにも多く含まれる「硫化アリル」という成分。硫化アリルには血液をサラサラにする効果のほかに疲労回復や食欲増進効果があるビタミンB1の吸収を促進する働きがあります。 ビタミンB1を豊富に含む食品には大豆、胡麻、豚肉などがありますから、らっきょうの甘酢漬けを付け合わせにするならポークカレーがおススメです。また「ラッキョウフルクタン」というらっきょう独特の成分には、カルシウムの吸収を助ける効果が。鉄分や食物繊維も多く、貧血の予防や便秘の解消にも役立ちます。

 漬物のイメージが強いらっきょうですが、たまには今の時期にしか出回らない生のらっきょうを楽しんでみてはいかがでしょうか。おひたしや天ぷら、炒め物や酢味噌あえにしても美味しいですよ。らっきょうは、硬くてツヤのあるもの、青い芽が出ていないものが良品です。

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