香りにも健康効果が−バジル
 イタリア料理は欠かせないハーブのバジルは、生活習慣予防や美容効果が高いだけでなく、その爽やかな香りによるリラックス効果も期待できる、心とからだ両方にやさしい食品です。最近では、がんを予防する効果がある食品としても注目を集めています。

日本では目薬として使用されていた歴史が
 バジルの歴史は古く、古代ギリシアでは、王族の香水や薬に使われたことから「王様の薬草」と呼ばれていました。日本には江戸時代に中国から入ってきました。日本での呼び名は「メボウキ(目箒)」。これはかつて、水に浸してゼリーに変化したバジルの種を目の汚れを取る目薬として利用していたためだそう。咳止めや口内炎、鼻炎、下痢止めなどの薬としても使われていました。

 バジルの旬は7〜9月。盛夏にむけて、その青々とした葉を茂らせます。バジルの栄養素のなかで注目すべきは、体内でビタミンAに変化するβカロテン。βカロテンは、がんや動脈硬化、老化の原因とされる活性酸素を取り除く「抗酸化作用」があることで知られます。そのほかにもシワや老化の予防効果がある「ビタミンE」、骨粗鬆症の予防に役立つ「カルシウム」、貧血や狭心症、心筋梗塞を予防する「鉄」「マグネシウム」などのミネラルも豊富に含んでいます。 栄養成分だけでなく、バジル特有の爽やかな香りの成分にもリラックス作用、整腸作用、頭痛の解消といったさまざまな効果があります。殺菌作用や食欲を増進させる働きもあるので、夏バテやお腹を壊しやすい夏を乗り切るにはもってこいの食品でもあります。相性のいいトマトやニンニクと調理してくださいね。

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