秋のカジュアル薬膳で、ウイルスに負けないからだづくりを
 薬膳というと、漢方の生薬を沢山使った特殊な料理でおいしくなさそうというイメージを持っている人も多いはず。しかし、実は近所のスーパーで購入できるいつもの食材でも、季節の変化にあわせた食材をうまく組み合わせることで、おうちで簡単に作ることが出来きます。
 空気が乾燥する秋は人間の体も皮膚がかさついたり、空咳が出やすくなったり、便秘がちになったりと「乾燥」が招くトラブルを起こしやすい季節。中医学では、皮膚や粘膜は衛気(えき)と呼ばれる目に見えない気で守られていると考えられており、気には体の外からウイルスなどの異物が入るのを防ぐ機能がありますが、乾燥が進むと弱りがちに。体を潤し、気(生命力)を高めてくれる旬の食材(さつまいも、里芋、きのこ、栗など)を食事に取り入れましょう。
 薬膳といっても、スーパーで買える食材をうまく組み合わせることで、おうちでも簡単に作れます。

秋のおすすめ代表食材
気を補う食べ物:さつまいも、里芋、きのこ、栗、米、鯖
体を潤す食べ物:豆腐、ごま、銀杏、梨、ぶどう、柿、豚肉


「郷土料理の知恵がつまった秋の味覚たっぷり芋煮汁」
疲れた胃腸を癒して痰を排除する里芋、のどの不調によいゴボウ、コラーゲン・ビタミン豊富な豚肉入りで、風邪に負けない元気の素がたっぷり。柚子など香りを少し添えることで、リラックス効果も期待できます。

【材料】2人分
・かつおだし 3カップ
・里芋 3個
・舞茸 1/2パック
・ごぼう 1/2本
・こんにゃく 50g(アク抜き済みのもの)
・豚肉 100g
・葱 1/2本
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ2
・酒 大さじ1
・ゆずの皮 少々

【作り方】
[1] 里芋の皮をむき塩でもんでぬめりをとる。
[2] ごぼうは、よく洗い皮付きのまま、ささがきにし、軽く水にさらす。
[3] 舞茸は食べやすい大きさにさき、こんにゃくは手でちぎっておく。
[4] 食べやすい大きさに切った豚肉に酒少々(分量外)をかけて、鍋でかるく炒め、皿に取り出しておく。
[5] [4]の鍋にだしと、里芋、ごぼうを入れやわらかくなるまで、アクを取りながら中火で煮る。
[6] [5]に、舞茸、こんにゃく、醤油、みりん、酒を入れ、さらに煮たところに炒めた豚肉と斜め切りにした葱を加え、さっと一煮立ちしたら器によそい、ゆずの皮の千切りを飾る。


(C)2008 MyPharmacy, All rights reserved.