風邪から生活習慣病予防まで効果を発揮する「玉ねぎ」
 旨み成分グルタミン酸を豊富に含むため、「西洋のかつおぶし」と呼ばれるほど旨味があり、あらゆる料理に使われる玉ねぎ。独特のツ〜ンと鼻をつく臭いと、切った時に涙が出るという困った特徴もありますが、その原因である「硫化アリル」という成分こそすぐれもの。この成分には、血栓(血管のなかにできる血のかたまり)をできにくくする作用、いわゆる「血液サラサラ効果」があり、高血圧症、糖尿病、脳血栓、脳梗塞などの予防に効果を発揮します。また、ビタミンB1の吸収を促進するので、疲労回復、滋養強壮の効果もバツグンです。そしてもう1つの成分「ケセルチン」には、正常な細胞をがん化させる活性酸素から、私たちを守る「抗酸化作用」もあります。
 さらに玉ねぎのもつ、発汗作用と解熱作用も見逃せません。風邪をひいて熱っぽいときには、ベッドに入る前に、玉ねぎをたっぷり入れたスープがおすすめ。また、玉ねぎのしぼり汁をお湯で5〜6倍に薄めてうがいをすれば、のどの痛みを改善する効果も期待できます。

選び方
皮にキズがなく、しっかりと乾燥してつやがあり、実が重くて固くしまったものを選びましょう。発芽していたり、根が長く伸びすぎているものは×。

保存方法
風通しのよい網などに入れ、直射日光の当たらないところに常温で保存しましょう。湿気を嫌うので、ビニール袋に入れたり、冷蔵庫に入れる必要はありません。

玉ねぎ丸ごとスープ
具の野菜は、冷蔵庫にあるものでOK。本来なら捨ててしまう皮で出汁を取ることで、玉ねぎ丸ごとの成分と旨みを存分にいただけます。

材料:2人分
玉ねぎ 中一個(約150g)
人参 30g
しめじ 1パック
インゲン 4本(約20g)
600cc
ローリエ 1枚
大さじ2
薄口しょうゆ 大さじ1
乾燥めかぶ ひとつかみ(約5g)
コショウ 適宜

【作り方】
[1] 玉ねぎは粗くみじん切りにし、一時間ほど置く
[2] 玉ねぎの皮は水洗い後、ティーパックなどに入れ、あとで取り出しやすくしておく
[3] 人参、インゲンは玉ねぎと同じ大きさに切り、しめじは石づきを落としてほぐす
[4] 鍋に水、ローリエ、[1]、人参を入れて火にかけ、煮立った酒と[2]を入れて15分煮出し、玉ねぎの皮を取り出す
[5] しめじ、インゲン、めかぶを入れ、再び煮立ったら薄口しょうゆ、コショウで味を調えて出来上がり


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